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教育を考える~競争ではなく、協働~


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    皆さんは知っていますか?

    1980年代にイギリスやアメリカなどの国が選択した実用的な教育方法を。
    もっと多くの人材を育てるために彼らが選択した方法を。

    それは、「競争」です。

    しかし、ある国では競争とは正反対のやり方で子どもを育てています。
    今回は、その国(フィンランド)の教育理念について考える時間を持ちたいと思います。

    1971年以後、この国では絶対に変わらなかった教育方法がありました。
    それは、「協働」です。彼らは、社会で生き残るための最も実用的な教育は「仲間と協働できる感性を引き出し、育てること」だと思いました。

    そのため、教室での学生間の競争をなくし(優劣クラス、成績での順位記載の廃止など)、教室の友だちを"競争の相手"ではなく、"協働の仲間"として見るように教えました。彼らは、"学校で競争だけを学び、協働することを知らない人がこの国の未来を担うのであれば、果して、どんな社会になるだろう"と疑問を抱いていたのです。結果、今のフィンランド教育は世界一として認められています。

    競争の目的は「差をつける」ことです。つまり、差を広げることで生存するのです。しかし、協働の目的は「差を縮める」ことにあります。フィンランドの教育は差が出ることを恐れていません。なぜなら、差は広げるためにあるものではなく、縮めるためのものだと理解しているからです。

    勉強はその差を上手に縮めるための手段にすぎないのです。

    皆さんは何のために勉強をしますか?
    何のために学んでいますか?
    もう一度、学ぶことの本質について考える、あなたになってほしいです。

    身体教育医学研究所 研究主任 朴 相俊

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