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自分発見~向き合いは自分の限界を指す物差し~

  •                                                                          二つ目のメッセージ:向き合いは自分の限界を教えてくれる"物差し"

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    向き合いを通して自分の内面への気づきが深まることで、まず経験する感情は"私は、なんでこんなにダメな人なんだろう..."という無気力感、自責感、脱力感などの負の感情です。

    なぜかというと内面と向き合っているうちに、本当は自分の中には明るいものはあまりにもなく、心の底から出てくるのは、嫉妬・妬み・恨み・偽り・怒りなどの暗い感情に出会うからです。好奇心で始まった自分との向き合いがやがて、自分の嫌なところ、否定したいところ、認めたくないところを照らしてくれることで、怒りと自己嫌悪などが起きることは向き合いの過程で良くあることです。しかし、これは自分の内面の限界に気づく第一歩です。

    人が生きていく中で内面の暗い側面に向き合う経験は、とても貴重な財産となります。弱い内面に出会うことで傲慢だった心が謙遜になり、周りの人を自分勝手な判断で批判していたことに覚醒が起こります。また、他人を自分と比較しながら、責めたり、差をつけたり、優越感を持っていたりしたことから相手の存在を受容する                                                                            姿勢に変わります。

    自分の限界に気づくことは、新しい可能性を意味し、これからの生き方に新たな視点を与えることを指します。今までは深く考えてみなかった「人を認め、謙虚で生き、自分の限界を理解し、成長への努力に励むこと」に気づくからです。この過程で、新たな価値観と世界観が生まれてきます。

    向き合いを通して内面の限界を悟り、さらに、生きることへの新たな視点が生まれてくると、高まる"感性"を経験するようになります。感性とは何でしょうか?自己発見④に続きます・・・

    身体教育医学研究所 研究主任 朴 相俊 

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