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自分発見~逃避か、爆破か、向き合いか~


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    地域で多くの人の話を聞いたり、カウンセリングをしたりすることがしばしばありますが、その悩みの多くが"寂しさと孤独"との感情と密接していることに気づきます。

    "寂しさと孤独"は立派な心の傷で、傷は痛みを発する特徴を持っています。人は心の傷を負うとそこから出てくる痛みを忘れるために基本的に3つのパターンで反応しますが、それが、逃避か、爆発か、向き合いかです。

    今回は、逃避を選択した場合を考えたいと思います。人は心の傷を負うと耐えられない痛みと苦しみを経験し、その痛みから逃げようと鎮痛剤の役割をしてくれるある対処物を探し求めます。

    そして、この対処物に没頭する瞬間、中毒サイクルに陥ってしまいます。最近よく言われているのがネット中毒(依存症)です。中毒はその人に真実な感情を感じさせない性質を持っており、それによって自己コントロールが効かなくなったり、完全に中毒に支配されたりします。中毒の支配力はあまりにも強く、論理や理性で克服することがとても難しい半面、ある種の快感も存在し、中毒者に一時的な解放感を感じさせたりもします。

    問題は、中毒サイクルに陥ってしまうと、その行為とある物が深刻な問題につながることを知りながらも習慣的に自ら繰り返し、そこから生じてくる絶望感と自己嫌悪の負の感情を味わい、自尊感に大きなダメージが与えられることです。

    大人はもとより子どもも同様で、中毒による非合理的な考え方が自分の無意味感と喪失感、情緒的不安定感、未来への無希望などを与えるため、向き合いを考える際にはこのような特徴を理解することが重要です。次回は、爆発をテーマに話は続きます。

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