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【連載】心のラジオ、COCOらじ 《Vol.18冬号》

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今回の話は、「心の関節」についてです。「心にも関節があるの?」と、疑問を持つ人もいるかと思いますが、今回の話で少し見方が変わることもあるかもしれません。

一般的に幅広く知られているスポーツとしてテニスがあります(ちなみに、私のテニス歴は25年です)。どんなスポーツでもそうですが、特にテニスにおいて、競技中の良いパフォマンスのためには「心身のリラックス」が何よりも重要です。リラックス状態というのは、「体に余分な力が入っていない状態=関節の動きが柔らかい状態」を意味し、この状態を保つことで普段の力が発揮できるのです。面白いことは、勝ちたいと思う気持ちが強くなると心は乱れ、逆に体に力が入ってしまった結果、普段のプレーできなくなることです。このような状態でコートに入っても動きはぎこちなく、「早く終わってほしいな」という苦しさだけが残ります。力で相手を勝ちたいという思いが、却って心の余裕をなくす原因になるのです。 

この話は、実はテニスの場面だけでなく、私たちの人生の話でもあります。人は、それぞれが思う成功を手に入れるために力いっぱい生きていますが、その力のバランスを失うと時には自分が追い詰められる苦痛を経験します。いつも他人より有能で、いつも他人より強い自分をイメージし、周りに大きく見せようと心に力が入ってしまうと、心の関節は固くなり、曲がらなくなります。それに気づかず、生きる上で必要な力(お金、知識、社会的地位、人脈など)以上を求め、その力に頼る生き方を続けると、生きる喜びよりも苦しさが増してきます。

テニスの試合中、コーチや監督が選手にひたすら伝え続けていることは、「構えを低くしろ」という言葉です。つまり、体の重心を落し、コート内で起きるあらゆる変化に素早く、柔らかく反応しなさいというメッセージなのです。そして、体の重心が低くなるためには、すべての関節が曲がっていなければなりません。関節を曲げることは変化が多いボールに対する姿勢の準備なのです。

では、人生で自分の力を最大限に発揮するためにはどうすれば良いでしょうか。固まった心の関節を曲げ、心の構えを低くするためにはどうすれば良いでしょうか?自分に声をかけてくれる人生のコーチはいるのでしょうか。もちろん、います。次回では、「人生のコーチ」についてお話します。


[10]cocoらじ連載@2016.1月号.pdf