- ◆ 親の状況を知る教師が、子どもに自殺の危険に気づき、家族に連絡をした場合をイメージしてください。※家族が協力的ならば家族の態度が、学校から連絡を行為に受け止め、協力して対処しようという態度なら、予防に向けて、大きな一歩を踏み出すことができます。※家族が拒否的ならば「大げさに考えすぎ」 「子どもの言うことに振り回されている」 「プライバシーに踏み込まないで」などと拒否的な態度の家族もいます。このような場合であっても、粘り強く働きかけてください。家族自身が、さまざまな問題を抱え、悩んでいたり、そのことが子どもの問題の原因になっていたり、子どものSOSや訴えを、受けとめる余裕がない場合もあるからです。◆ 大切なのは子どもの命守るべきものは、あくまでも「子ども」と「命」です。学校と家族などの関係者が協力し、子どもを守っていくことを伝え、粘り強く家族に働きかけてください。子どもからの言葉や行動・変化に気づき、教師が働きかけた結果、子どもだけでなく、家族までが助けられた例が、数多くあります。