- ◆ 原因の究明は必要子どもが自殺未遂に及んだり深刻な自殺願望を教師に打ち明けていたのに適切な対処をしていなかったり陰惨ないじめに気づいていたのに放置していたといった場合には自殺が起きたことに対する徹底的な原因の究明が必要です。◆ 最大限の努力をしても防ぐことができない場合もあるしかし何のサインにも気づかずに青天の霹靂のように自殺が起きることもあります。あるいは子どもの行動の変化に気づいていたり明らかに心の病があって家族や精神科医療機関と連携をしながら子どもを一生懸命に見守っていたのに自殺が起きてしまうこともあります。どれほど努力していたとしても100%正確に予測し防ぐことができないことも現実にはあります。◆ これからできること、してほしいこと不幸にして起きてしまった自殺に対する哀しみをご遺族や他の子どもたちと分かちあってください。子どもの自殺が起きてしまった後に身近な関係にいた人がうつ病になってしまいその後日常の生活に支障が出る例も少なくありません。自殺が起きたことについて強く自分を責める眠れない食事が取れない何もする気が起きないといった症状に気づいたら早い段階で精神保健の専門家に相談してください。