心理学の専門家?薬剤師?看護師?教師?警察官?
実は、悩みを抱えている人や自殺の危険性がある人に接する時間や機会がある間柄(例えば、家族・親族・友人など)で
さらに、自殺のサインを正しく理解し、適切な支援ができる人なら誰でもゲートキーパーになれます。
つまり、誰でもどこでも「ゲートキーパー」ということです。
ゲートキーパーにはいくつかの役割が求められますが、
それは「気づき・見守り・つなぐ」ことです。
「気づき」は
家族や仲間の変化に関心を持ち、耳を傾けることから始まります。ここでは、相手の状態を決めつけるのではなく、本人の気持ちを尊重しながら、傾聴に努めることが重要です。
「見守り」は
悩みを抱えている人の状態を受け止めながら、焦らずに優しく寄り添うことですが、相手を大切に思っていることを伝え、家庭や職場の中で体や心の負担が減るように配慮をすることが大切です。
「つなぐ」ことは
相手の心の病気の兆候に気付いた時に、本人が信頼している家族、友人、または他のキーパーソンと連携を取り、場合によって相談機関、医療機関の専門家へつなげることを意味します。
ゲートキーパーに必要な知識を学ぶことも重要で、例えば、自殺を考えている人の心理や自殺の危険因子と防御因子、ゲートキーパーとしての心得などを理解することでさらに良い支援を行うことができます。
以上、ゲートキーパーについて簡単に説明をしましたが、最も大切なことがあります。
それは、相手を大切に思う気持ち、命の尊さを忘れない心です。