ゲートキーパーは、「自殺のサインに気づき、適切に専門機関につなげる力を持つ人」と言われていますが、育成のためのプログラム内容や育成時間等に規定はないため、このプログラムの回数、内容は、東御市独自のものです。すべての講座は参加者が活発的に参加できるようにワークショップ形式で構成されています。
この講座は全6回コースで構成されていますが
初回は
心の健康に関する全般的な理解を深める時間を持ちます。
心の悩みの背景にある社会的の構造を考えることから、うつ病などの話、自殺問題に関して理解を深めていき、そして、他人のことを思う前に自分自身と向き合う場を共有する時間です。
初回の講座のテーマは
「こころの発見」です。
前半3回は、人の心の気づくための感性を磨くために、まずは自分自身を知ることや自分の感情に気づくことを大切にし、グループワークを取りいれ、実施しています。
2回目の講座のテーマは
「気づき(自分と他人の感情を理解する)」
3回目は
「見守ることは向き合うこと"失われた九つのスキル"」
4回目は
「つなげる前に必要なもの"つながりって大事?"」です。
後半の2回は
うつ病や自殺問題を中心とした内容で構成され、ゲートキーパーとして対応できる行動について、国や県で公表されている資料等を参考に行っています。
5回目に講座のテーマは
「【実践①】悩む人と向き合う方法」で、事例を参考にしながら活発にワークショップを行います。また、この講座の最後に次回の講座までできるあるミッションを出します。
最終回では
5回目の出したミッションを皆さん間で発表し合う時間を持ちます。娘・息子との向き合い、旦那・妻との向き合い、友人・知人との向き合いなと様々な感動の時間を通して、人を大切にする心がどれほど貴重なものかについて再度気づく瞬間になります。