平成25年度心の健康づくり啓発事業

「社会と向き合う・人を理解する　～文化と世界観～」

このワークショップでは、社会の背景にある文化や影響力、そして、日本の社会文化を作り上げてきた「精神的文化」について考える時間を持ちます。文化を理解することは、人の思考や行動、特に、現代社会を生きる人々の価値観を理解につながります。この講座を通して、文化の正体や世界文化の変化、世代間の意識の違い、また、私たちが守るべきものについて考えたいと思います。皆さんのご参加をお待ちしています。

○日時とテーマ　

時間はいずれも、午後6：30～8：30

1回目:8月9日(金)「社会を動かす文化の力～若者の考え方を理解する～」

2回目:9月6日(金)「日本を支配する精神的文化～人は価値に従って生きる～」　

3回目:10月4日(金)「気づく感性・見守る力～人はマニュアルではない」

○場所　総合福祉センター　3階　講堂

○講師　公益財団法人身体教育医学研究所　研究主任朴相俊（ぱく　さんじゅん）氏

【講座の内容（一部抜粋）】

時代精神（独: Zeitgeist／チャイト－ガイスト）という言葉があります。これは、ある時代の支配的な知的・政治的・社会的動向を表す全体的な精神傾向のことですが、要するに、ある時代の人々が何を考え、何を話し、何を夢見て、何を願い、何のために戦い、そして、死んでいくのかの、その何かに該当する人々の精神構造を意味します。 そして、私たちが生きている現時代の問題点を貫き、これから向かってくる時代精神を開いてくれる人を「天才」と言います。西洋の場合、中世時代には「神学」、近代初期「政治学」、19世紀「法学」、20世紀「科学技術、経済学」 に天才が現われましたが、これから向かってくる未来社会では、どうでしょうか？